レスポンスを上げるには

エフェクターのレスポンスの上げ方と言えば、

バッファを取り除く!

という人が多いでしょう。

さてここで僕には疑問があります。

BOSSのBD-2というのはバッファを通りまくっているエフェクターです。

しかし反応が良い!なぜだ!

今日はそんな話!

今回の題材はBOSS BD-2

まず、BD-2の回路図を見てみましょう!

特に電源部の回路、赤い四角のところをみてください。

拡大すると


左の2本の抵抗とその横のコンデンサは

よくあるバイアスをつくるための回路ですね。

TSにもありますよね。

しかしながら、BOSSのBD-2にはこのあとオペアンプのバッファがつながっています。

バッファとはインピーダンスを下げる役割がありましたね?

ということは、このバイアスのインピーダンスは非常に低くなります。

バイアスのインピーダンスが下がれば、

バイアスラインがちゃんと一定電圧を保つようになります。

ただし、ここに使うオペアンプのデータシートはちゃんと読んでください。

入力抵抗の高いオペアンプを使わないと

入力抵抗とバイアス回路の分圧抵抗の並列合成値が低くなって、

バイアスが4.5Vになりません。

BD-2のレスポンスを上げている要因

このバッファが、BD-2のレスポンスの良さを作っている一因ではないかと推測してます。

もしかしたら、狙ってやったわけではなくて、

2回路入りオペアンプを使ったら1回路余ったのでやってみただけだったのかもしれません。

もう一つのレスポンスを作っている要因は、おそらく増幅にオペアンプを使わず、

j-fetを使ったディスクリートの差動増幅回路でオペアンプを再現していることですかね。

電源部は大事である

オーディオの世界では、結構電源はかなり重要視されるみたいです。

エフェクターも電源部で音がガラッと変わるかもしれません。

バイアスどうこう以前に、もちろん9Vは安定化電源使ってくださいね。

そのうえで、みなさんもこのオペアンプのバッファやってみて!

と言いたいのですが、この回路邪魔なんですよオペアンプでかいし…

TSなんて2回路入りで完結しているのに、

もういっこ積まないといけないとなると

スペースの無駄遣いになってしまい実用的ではないです。

バイアスのインピーダンスを下げれる魔法のパーツ

専用パーツ!

素晴らしい物を見つけてしまったんです。

秋月電子を徘徊していたらー。運命の出会いですよ。

それがこいつだー!

TLE2426!これ3本足のトランジスタの見かけで、バイアス(仮想GND)を作ってくれるんですよ。

しかもですよ。ここが重要です。

データシートにLow-Impedance Output . . . 0.0075 Ω Typと書かれています。

低インピーダンス出力!!

この3本足で赤い四角のところを最低限は補えるじゃないですか!すばらしい。

まさに見ためは子供、頭脳は大人、その名はTLE2426!

しかも150円!なんとまあ良心的!

しかもですよ電圧40Vまで耐えれますから安心です。

昇圧した電源を使ってもいい。

この類のICって結構、耐圧低めだったりするんですよね。

LT1026という昇圧しつつ両電源をつくるICがあるんですが、

あれも耐圧10Vとかだったし、MAX1044もたしかそれぐらい。

結構怖いんですよね。

このIC40Vですよ桁違い。すばらしい。

ローノイズと完璧を追求する方は

ちゃんと秋月電子さんのほうに使い方がのってますので参考になさってください。

OS-CONかKZ seriesかと併用すれば最強なんじゃないだろうかこの電源部。

まとめ

バイアスのインピーダンスを下げることで、レスポンスが良くなるかもという話でした。

一つ注意点なのですが、オペアンプでバッファをするにしても

TLE2426を使うにしても、出力電流のことを一応考えてみてください。

普通のTS系とかに使うぐらいならなんの問題もありませんが。

皆様!レスポンス向上頑張ってください!

ちなみにこの記事を書くにあたって「しましまGuitar」様の研究を参考にさせていただきました。

僕よりも遥かにためになる研究をされている素晴らしいブログでございます。

皆様も参考にしてみてください。

レスポンスと電源部についてもう少しだけ踏み入った話はこちら

ちなみに同じように電源インピーダンスをさげているものだとSuhrのRiotがあります。

ではまた。

たまに迷走するSuhrのすごいDistortion/サウンドハウスでチェック!
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